日本のヒップホップ黎明期からインターネット掲示板で遊ばれていた、「韻」を用いて作詩する遊びです。一番遊ばれているネットライムの方法をわかりやすく言うと「MCバトル」を文字のみで行うイメージです。

 

バトルの方式もディスバトル、テーマバトル、乱闘形式など様々なものがあります。またユーザーがこんな遊び方はどうだろう?と自ら発明したり、まだまだ新たな遊び方が生まれる余地がたくさんある文化と言えます。

 

バトルだけではなく、自身の「韻詩」を自由に掲載するフリーリリックスレなどもあります。

 

  • ネットライムでよく使われる用語

ライム=韻の意味。母音を揃えるなどして音の響きをよくする。ネットライムにおける最重要といっていい要素です。

 

リリック=歌詞の意味。叙情詩という意味もあります。

 

バース=ラップミュージックでいう、Aメロなどを指す部分。ネットライムでは作詩した作品を丸ごとバースと呼ぶ事が多い。例えば、バトルにおいて3回やり取りする場合に3バース勝負と呼びます。

 

パンチライン=もともとはオチの意味だが、ネットライムでは印象に残った部分や名言等の意味で使われます。

 

バトル=互いのバースをぶつけあう方式の遊び方。DISやテーマでの遊び方があります。

 

小節=文章などの適当な長さの区切りの意味で使われます。ネットライムの世界では8や16など偶数の小節数にまとめ、1バースにする事が多いです。文章として読んだ時にリズム感を意識して、1小節の文字数の長さも調整すると読み手に高評価に受け取られる事が多いです。